不登校には段階があります
・学校へ行くのが嫌だと思いながらも遅れてでも何とか行けてる
・まったく部屋からも出られない
・学校へは行けないけれど家族や友だちと楽しく話したり遊びに出かけたりできる
一言で不登校といっても、人によって状態は様々ですよね。
不登校には段階があり、一般的には次のように分けられます。
具体的な例を見ていきましょう。
前兆期
・学校の話題を避ける
・宿題や勉強への意欲が低下する
・朝起きるのが辛くなる
・友達との交流を避ける
・食欲が減退する
など。
元気がなくなり行き渋ったりもしますが、ほとんどの場合、問題として意識されないまま見過ごされてしまいます。
不安定期
・頻繁な頭痛や腹痛を訴える
・寝つきが悪くなる
・感情が不安定になり泣きやすくなる
・無気力感が強まる
・学校に行くことへの強い拒否感を示す
など。
登校しなければと思う気持ちとの葛藤もあってさらに不安が強くなり、身体症状が出てきます。
安定期
・生活リズムの乱れ(食事、昼夜逆転など)
・身だしなみの乱れ(服装、入浴、洗顔ほか)
・家の中で過ごす時間が増える
・ネットやゲームに没頭する
・家族との会話が減る(または無くなる)
など。
一般的に望ましい生活とは言えないものの、不安定期のような激しい混乱はみられず、それなりに安定してきます。
回復期
・趣味や興味が復活する
・家族との会話が増える
・外出の機会が増える
・笑顔が見られるようになる
・小さな挑戦に意欲を見せる
など。
不登校のままですが、少し何かやってみようかなという前向きな言動がみられるようになります。
活動期
・お試し登校を始める
・学校行事に参加してみる
・部活動やクラブに再参加する
・勉強に取り組む意欲が出る
・生活リズムが整い始める
など。
まだまだ不安もありますが、少しずつ元の生活に戻ろうとします。
いかがでしたか?
あなたのお子さんは、今どの段階にあたるでしょうか?
少しでも早く今の状況を抜け出すためには、現状をしっかりと見極め、その段階にあった対応をすることが重要です。
次回のブログでは、不登校の各段階に合った対応方法についてお伝えしていきますね。
ひとりでは不安で・・・という方はお気軽にご相談くださいね。
あなたが笑顔になるためのお手伝いをさせていただきます。