みなさんは、子どもの担任の先生に話したいことがあるとき、躊躇なく連絡をすることができますか?
発達障害の代表的な特性に、コミュニケーションの苦手さがありますが、発達障害のあるなしに関係なく、お母さんもその苦手さを持っている場合が少なくありません。
また、物心ついたころから携帯電話が当たり前にあって、自分の意図する人に直接つながることが普通で育ってきた年代のお母さんは、誰が出るかわからない固定電話に電話をかけて呼び出してもらうということに慣れていなかったりもします。

決まった型(セリフ)通りに話せばいい
難しく考える必要はありません。
決まったセリフ通りに話せばOKです。
流れはこんな感じ
まずは、話したいことを整理しましょう。
感情のままに電話をかけると、言いたいことがうまく伝えられず、お互いに不快な思いをすることになりかねません。
そして、電話を掛けます。
学校に電話をかけると、たいていの場合、事務の先生か教頭先生が出ます。
(時には、その時手の空いている先生が取ることもあります。)
「○○小(中)学校□□(名前)です。」
と言われますので、
「●年●組の■■(名前)です。いつもお世話になっています。△△先生、お願いできますか?」
△△先生が出られたら、再度
「■■(名前)の母です。いつもお世話になりありがとうございます。
実は・・・」
といった感じで用件を伝えます。
これだけです。
注意
授業中など、時間帯によっては変わってもらえないこともあります。
(主人が現役の頃、“何度携帯にかけても出てくれない”と言って、自宅に掛かってくることがありました。
考えてみれば、教師が授業中に携帯に出ることはないのはわかると思うんですが、立場が違うと考えが及ばないこともあるようです。
勤務時間中、携帯をチェックしない人も少なくありません。)
そんな時は、改めてかけ直す旨を伝えて切ります。
どの時間帯だと都合がいいかを聞いてみるのもいいかもしれませんね。
たいていの場合、電話があったことを聞けば掛けてきてくださるとは思いますが、ご都合もあるので、そこは難しく考えず臨機応変に。
“いつもお世話になっています。”
社会では当たり前に使われる社交辞令のようなものですが、そういう経験のない方の中には?!と思われる方もおられるようです。
特に、怒りを感じている時には“なんでそんなこと・・・!”って思いますよね。
腹の中ではどう思っていても、取りあえず『言いたいことを聞いてもらうため』と割り切って、口にしましょう。
参考になれば幸いです。