「登校させなければ…」その後悔に苦しんでいませんか?
最初に子どもが「学校に行きたくない」と言い始めたとき、登校を促すために説得した経験のある方は多いかもしれません。
そして、今ではそのことを後悔し、自分を責めている方もいらっしゃるでしょう。
近頃は、登校を強要することが良くないことはほとんどの方が知っています。
にもかかわらず、そうしてしまうのはなぜでしょう?
「うちの子だけは大丈夫」―そう思いたい親の本音
「これは不登校ではない」と思いたい気持ち。
きっとどこかで不登校という現実を受け入れたくないあなたがいたのではないでしょうか。
一度「休んでいいよ」と認めたら、子どもはそのままずっと学校に行けなくなってしまうのではないかという不安。
少し無理をしてでも登校させれば、また普通に通うようになるのではないか…なって欲しいという願い。
そんな不安や期待が、つい子どもを学校に行かせようとしてしまうのでしょう。
親として、知識と感情の狭間で揺れ動く心。
それを責める必要があるのでしょうか?
本当に必要なのは“正論”ではなく“寄り添い”
あなたはこれまで、解決策を探して本やネットの情報を必死に集めてきたかもしれません。
調べるほどに、自分の対応が間違っていたのではないかという罪悪感に苛まれたこともあったのではないでしょうか。
でも、今あなたに本当に必要なのは、正しい知識ではなく、話を聴いてくれる存在かもしれません。
どんなに有名な先生に相談しても
どんなに素晴らしいアドバイスをもらっても
それであなたの心が救われるのでしょうか。
正しい知識が、あなたの心を守ってくれるとは限りません。
正論は時として、弱った心をさらに追い詰めることすらあります。
あの時ああしていれば…とは誰もが思うことでしょう。
でも、どんなに悔やんでも時間は戻りません。
そんな事で、ご自身を責めるのはもうやめにしませんか?
過去を悔やむより、これからの時間を大切にしましょう。
今この瞬間を後悔しないよう、顔を上げて一歩を踏み出しませんか?